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2021-11-08 11:50:00
腰を柔らかくしてもらって気持ち良かったが・・・結果、腰痛が悪化
第29回日本腰痛学会に参加しての続きです。三屋裕子氏講演の「腰部の可動性改善は腰痛を悪化させる。」は
実に明快な見解です。そうではないだろうかと兼ねがね思っていましたが、はっきり断言されると目が覚める思いです。
胸椎(背骨の胸の部分)・胸郭(肋骨)と股関節の可動性改善が重要とのこと。下肢の可動性改善に関しては重点をおいてきましたが、
可動性の悪い胸椎を動かそうと大きな力を加えると胸椎や肋骨の骨折などのリスクがあります。
屈強なアスリート向き手法ではなく、一般人に対して安全に胸椎の可動性改善ができないか、学会の後、思案していました。
可能でした、安全な胸椎の可動性改善が。そして、これには思わぬ副産物がありました。肩の動きや肩凝りの改善を確認しました。上半身の動きが楽になります。
しかし、この手技は手間と時間を要します。もう少し手早くできないか検討を重ねています。
前屈みに抵抗がある方のほとんどは胸椎の可動性が低いです。結果、腰部に負担が掛かり腰痛を招いていました。
これが改善できるとなれば大きな進歩です。
第29回日本腰痛学会のテーマは「新時代の先導」でした。