インフォメーション

2022-01-17 12:05:00

腰痛の対処方法

今回は腰痛の対処方法についてです。

 

突然の腰痛、まず必要なのは安静です。軽微な肉離れ・筋断裂でしたら安静で改善します。

 

発症の翌日が最も痛いです。

 

受傷した修復途中の背部の筋繊維を伸長してしまうと再び筋繊維が傷んでしまうので、痛めた筋繊維を長く保った姿勢での筋繊維の修復が大切です。すなわち、なるべく背中を丸めた安静寝姿勢を心がけます。

 

実は、電気治療や牽引治療の腰痛に対する効果はエビデンスC評価(腰痛診療ガイドライン2019 改訂第2版)で、効果に対して否定的です。電気などの治療機器をすべてやめて理学療法士のマンツーマンの治療だけにした整形外科クリニックも少数ですがあります。そのほうが良心的なのですが、電気治療だった時間にも人件費が生じてしまうので、クリニックの経営は圧迫されてしまいます。

 

ほとんどの整形外科クリニックや接骨院は、電気治療器や牽引器を使用しているのが現実です。そして症状改善ないまま保険医療で通い続ける患者さんは少なくありません。国の医療費、患者さんの時間と労力の浪費だと思うのです。

 

腰痛を繰り返すほとんどの方は、病院や接骨院の保険医療では治らないことを身をもって経験しており、もはやそれらに通うことはありません。

 

しかし、繰り返す腰痛の方は、鍼治療や安静で経過をみていると、痛みの原因が蓄積して、破滅的な状態をいつか招くこととなります。

 

初回で顕著な改善がなければ、整形外科や接骨院に通い続ける意味は乏しいと思います。効果がある施術は初回で症状の改善を自覚できます。

 

健康保険の数倍の費用が掛かっても、効果ある自費施術により、繰り返す腰痛から解放され、趣味や仕事に差し支えがなくなるのであれば 、効果ある自費施術は最良の選択です。

2022-01-01 15:43:00

謹賀新年

明けましておめでとうございます。

 

本年もよろしくお願いいたします。

 

2021-12-17 20:14:00

年末年始のお休みのお知らせ

12月25日~1月10日、年末年始のお休みをいただきます。

長期のお休みとなります。何卒よろしくお願いいたします。

2021-12-15 19:40:00

腰痛の施術

腰痛の施術は大まかですが以下に分類されます(歴年代順)

 

①痛みの原因に関わりなく、鍼灸により痛みを抑制する方法(よくある鍼灸マッサージ)

 

②電気治療と温熱、牽引、簡単なマッサージを組み合わせた簡便な方法(整形外科クリニック、接骨院など)

 

③カイロプラクティック(米国発祥、最近あまり見なくなった。減退傾向)

 

④40年位前からある腰痛の原因を仙腸関節とする施術。40年経っても広く普及しない。縮小傾向。昔研修会で大御所にやってもらったが、私の腰痛には全く効果なかった。治療スタイルが似ている側臥位での胸郭可動域訓練のほうが効果があった。

 

⑤15年位前からある筋膜の癒着が腰痛の原因とする施術。研修会で施術を間近に見たことがありますが、手技は大雑把で、あまり良い印象がありません。

 

⑥整体の大手全国チェーン店。レベルのばらつきが問題。過去に肩甲骨はがしを実施していたが、全国で肩甲骨の骨折が多発しニュースになった。さすがに現在では、大手は肩甲骨はがしの用語を使用していない。

 

⑦5年位前からある関西の某整体経営コンサルタント会社によるわずか数日間の腰痛研修と経営指導を受け、腰痛の専門家を自称する人達。全国に多く点在。口コミに頼らないインターネットのみによる一見客の集客方法、今だけ・限定数名などの誘引広告の常時表示、初回だけ極端に安い高価格設定、初回に大きめローラー(百均にもある)のプレゼント、誇大広告、お約束事、使用している文言が同じなど、経営者は違えど共通点が多い。

 

⑧ものまねを良しとしない腕に覚えのある新興の個人店(当店がこれです)。

 

当店はイギリス発祥のボバース法を腰痛に適応、多角的な視野から個々の腰痛の原因を追究・施術し、腰痛を改善します。1回の施術で数十箇所の筋繊維(筋膜ではない)の癒着を開放します。腰痛の原因は、各人なんと数十箇所以上あります。とても緻密な施術です。

2021-11-26 18:35:00

85歳女性店主の腰

先日、ヒューマングルメンタリーオモウマい店 焼き鳥店の85歳女性店主の番組を観ました。

 

新潟の繁盛店です。85歳女性店主の動作分析をついついしてしまいました。

 

鶏肉が詰まった重い箱を小柄な85歳女性店主の方は軽々と持ち上げていました。

 

私が注目したのはその腰の使い方です。腰の曲げ伸ばしで持ち上げるのではなく、

 

しなやかな竹のように、脊柱全体の均等な屈伸運動で箱を持ち上げていました。

 

上体の胸椎(胸の背骨)や胸郭(肋骨)が固いと、こうはできません。勢い、腰の屈伸で物を持ち上げることとなります。

 

そうなると腰椎のL4、L5に過度な負担が掛かり、腰を痛めてしまいます。

 

腰痛の予防・改善には胸椎、胸郭のしなやかな可動性が不可欠なのです。これらが固いまま腰を柔らかくすると柔らかい腰に更に負担が集中します。

 

胸椎、胸郭の可動性改善の方法でしたら、毎年2回、春と秋に、私が中心になり、東京都市部の保健師や訪問看護師、理学療法士など50人程度、講堂に集めて実技指導していました。

 

健常人でも50人も集まれば、1人や2人は胸郭がとても固い人がいることが多々ありました。実技指導により、受講生の固い胸郭は動きを取り戻すことができます。

 

結果を出す実技指導が受講生に好評でした。毎年恒例の呼吸訓練の講義でしたが、この手技が腰痛に対して、まさに応用できます。腰痛予防・改善には上体と股関節の可動域改善が不可欠です。

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